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馬産地ビジネス―知られざる「競馬業界」の裏側 河村清明

アグネスデジタルの天皇賞制覇を機に書かれた本で、日本競馬がかなり暗い時期。新潟三条が廃止され、北海道も危機の最中。このあと北関東3場が廃止される。 そんな中で、馬産地を巡って色々な人に聞き取りをした、画期的な本。安定扱いのメジロ牧場...
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南半球で馬主になる 川上鉱介ほか

競馬のルール説明は基本的に馬券購入者目線になるので、馬主目線で競馬の制度を見るという本はあまりない。ただ、振り返れば自分が競馬を覚えたのはWinningPostだったわけで、元々馬主目線で競馬を見るというのは競馬を覚えるにあたって自然なこ...
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競馬感性の法則 角居勝彦

週刊ポスト連載を再編して書籍化したもの。最初の1・2章はレースごとのコラムをまとめている。そのため、競馬を知っている人には当たり前の話も多く、世界の角居先生に書かせる話じゃないだろ、というものもある。 3章以降は角居先生の調教論など...
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注文の多い競馬場 高橋直子

高橋さんが海外の競馬場に行った際のエッセイが中心。岡部幸雄騎手のマカオダービーから始まるマニアックさです。 関係者への密着取材、という種類のエッセイではないため、変に現場に突っ込みすぎた話はなく、それゆえ当時の現場の雰囲気が伝わって...
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挑戦!競馬革命 角居勝彦

日本内外で素晴らしい実績を誇る、角居調教師の本。2007年、ウオッカがダービーを勝った年に出た本。ご自身の歩みを振り返るような展開になっている。 人格的にしっかりした優しい先生なので(私が知っているのは引退を決めた後の先生なので、現...
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靄に消えた馬―園田の郷から 宇田遥

小説家になろう、というサイトで全文無料で読めることを知ったのは、読み終えた後。 オオエライジンを見て人生が変わった人たちをめぐる小説。もちろんオオエライジンの競走成績とともに話は進んでいくが、あくまでまわりの人たちについての小説であ...
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競馬の終わり 杉山俊彦

ロシアが日本を占領し、日本の首府は新潟に、中山競馬場は荒廃し、菊花賞は大ロシア賞になった、という世界でのSF作品。 ロシアが日本を占領、というのは現在のロシアによるウクライナ侵略を思うと変なリアリティがあります。この時期に読んだのは...
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世界一の馬をつくる 前田幸治

キズナ~ワンアンドオンリーでダービー連覇という偉業を成し遂げた2014年に書かれた本。誰もがうらやむダービー制覇を成し遂げた直後の本なので、基本的に自信に満ちあふれているし、もちろんその資格がある。 1984年に牧場を開設し、「すぐ...
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吹けっ! 白い風 和田章郎

2021年に競馬ブックを定年退職された和田さんの著作。よくぞ在籍中に競馬道Onlineから本を出せたものです。 昨今は芦毛馬の活躍も多く、最弱のダービー馬の候補としてしか目にすることの無いウィナーズサークルではあるけれど、茨城産ダー...
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柴田政人 炎の伝説―傷だらけで獲った1,767勝 大寺駿

2022年最初に読了した競馬本。 メジロラモーヌ同様、雑誌連載を本にまとめたもので、それゆえこの本のために関係者に取材したということもなく、おそらくは当時のレースの取材メモ等を参照しながら書いたもの。それゆえ、情緒的にならず、淡々と...
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