G1及びいくつかのG2そして凱旋門賞について、著者が1つレースをピックアップして語る、というもの。オグリキャップからトウカイテイオーで競馬にハマったようなので、同年代の方は読んで楽しめるかと思う。自分(ナリタブライアン世代)よりも少し競馬歴が上だと思うが、それでも登場する馬はほぼすべて理解できるので、読んでいて楽しめた。
学者さんらしく、落ち着いた文章で進むので、別冊宝島的というよりは優駿的である。これは善し悪し両方あるところだろうな。
哲学者ならではな部分はそんなになく(本文よりも、コラム部分にそれがある)、少し題名負けしてる気がする。正直なところ、この時代によくぞこれを単行本として出したな、と思うのだが、実際どれくらい売れたのだろうか。

哲学者、競馬場へ行く
現代思想の最前線は競馬場にある! ?
その哲学者は現代思想を専攻し大学で教鞭をとるかたわら、
毎週毎週、春夏秋冬変わることなく、競馬場へと足を運ぶ。
春の桜花賞、伝統の天皇賞、一生に一度の東京優駿、夢と現実のジャパンカップ、そして年末の有馬記念……
これは、現代思想の最前線は競馬場にもあると信じる哲学者の、...
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