その他

競馬

名張列車区回顧録「これはマルになりません!」 一岡浩司

笠松競馬場の予想屋、大黒社として活躍する著者が、前職近鉄時代について語った本。とにかくエピソードをふんだんに盛り込むことを重視した作品であり、まじめな人が読んだら今からでも近鉄にクレームを入れそうなことも多い。なお、著者も現在はそういうこと...
競馬

世界の競馬必勝法あらかると 尾本健

基本的に馬券本には興味がないのだが、「世界の必勝法」という題名を見て、石川ワタル氏の本(石川ワタル、世界をワタル)で出ていたようなものだったら面白そうだなと思ったら、なんと裏表紙にその石川氏からの推薦文があった。というわけで中古で購入。基本...
競艇

予想屋 大泉実成・田中良成

1995年~1997年の『ギャンぶる大帝』の連載に加筆修正したもの。公営4競技の予想屋(佐賀のみ「通信社」)を取材した作品。取材者の都合か予算の都合か、比較的関東圏が多い。自分は競馬から公営競技に入ったので、競艇や競輪を覚えるにあたって、予...
競馬

美浦トレセン発 厩舎人があえて言わない競馬の常識 谷中公一

競馬ファンが持つ素朴な疑問をテーマ別に分けて谷中公一元騎手が答えていく、という極めて基本的な本。予想家・トラックマンなどが解説する本は多いが、元騎手がそれだけをテーマに一冊というのは、ありそうでなかったかもしれない。題名には「あえて言わない...
競馬

競馬読本 日本ペンクラブ・編

日本ペンクラブに所属する作家が書いた短編(主としてエッセイ)をまとめたもの。総勢16人。1950年代~80年代のものが収録されている。どういう基準で入れたのかは不明。また、山口瞳氏が解説で最初に石川喬司さんの作品を読んでもらいたいと書いてい...
競馬

女賭けます 諸星由美

過去に馬券外れたら水着だかヌードだかで話題になってたことは知っているが、それ以外にはスポニチ記者だということしかよく分かってなかった(名前は知ってるが顔は浮かばない程度)。たまたま、先日読んだ本で須田鷹雄氏に名指しされてたので検索したらこの...
競馬

もっと馬を! 吉永みち子

月刊「太陽」への連載を書籍化したものに、一部追記と、ホースサミットに関する章が追加されている。11章+1、馬に関する様々なテーマを幅広く扱っている。木曽馬、ばんえい、サーカスの馬、相馬野馬追、地方競馬騎手候補生、東海道を馬で行った人、馬市鑑...
競馬

私、コスモの目になる! 盲目の馬と少女のこころの交流 橘内美佳

「三本木農業高校、馬術部」という映画の原作になったらしい。この映画のことは知らなかった。タカラコスモスという名障害馬が三本木農業高等学校に引き取られ、子供を産み、別れる過程が描かれている。いわゆる高校生の青春ストーリー的なものになりそうな背...
競馬

競馬の人類学 長島信弘 

いきなりトリニダードトバゴの競馬の話から始まる本。途中、ギリシャ古式競馬やイギリスの話なども挟まれる(正直イギリスブックメーカーの話は蛇足に思えた)が、メインは日本の中央競馬。地方競馬の話題は大月隆寛にボールを投げている。正直、私には文化人...
競馬

華麗なるフランス競馬 ロンシャン競馬栄光の日 大串久美子

フランス平地競馬の始まりから軌道に乗っていくまでを描いた大作。読み始めた本は平地限定なことで期待値が薄かったが、これに障害と繋駕を付け加えたら難しくなるので、捨象したのは正解なのだろう。文章がやや物語調というか劇画調というか、フランス的とい...