北極星

競輪

競輪選手 博打の駒として生きる 武田豊樹

この時代に新書を出せる競輪選手というのは希少なのではないか。オリンピアンだからこそ執筆依頼が来たのかな? 半生を振り返りつつ、競輪への考え、競輪選手としての考えを語る本。過去のレースについてはデビュー戦や岸和田グランプリあたりしか振...
競馬

栗東パワー3+1―あと5年は続く“関西馬旋風” 井上泰司

平成3年、東西馬の交流が完全にオープンになり、平場レースにも東西の馬が自由に出られるようになり、またオグリキャップ由来の競馬ブームの中で書かれた本。まさか5年どころか、平成を通して西高東低になるとは、このときは誰も予想していなかったのでは...
競馬

一生競馬 河内洋

河内氏の騎手引退時に書かれた本。会話文なのはいいが、聞き手とのやりとりも含まれており、それによって何があるわけでもなく、正直蛇足感がある。 構成としては、アグネスタキオン・フライト、アグネスレディーから始まる、様々な名馬との思い出話...
競馬

野望ありマス オリビエ・ペリエ

2008年に出版された、騎手としての自伝的な本。結果的に、2009年以降はJRAに短期免許で来日しなくなってしまったので、現時点ではこの本が最初で最後の日本での自伝本になっている。 騎手としての成長や、思い出の馬などについて、日本の...
競馬

馬も笑う競馬のはなし―ファンに捧げる競馬のすべて 中野栄治

中野騎手がダービーを勝った翌年に出された本で、文章からもダービーを勝った喜びと自信が満ちあふれている。 内容としては、どちらかというと暴露話系が多い。田原騎手や藤田騎手の本が広く出ている今となっては、あまり新鮮味がない。ただ、増沢騎...
賭博一般

賭けとイギリス人 小林章夫

小林さんは2004年に「イギリス人は何にでも賭ける」という本も書かれているようなのだが、とりあえず1995年のこちらの新書を読んでみた。 ギャンブル大国イギリスの賭博の歴史から始まり、その取締り、サッカーを通じた今のイギリス人のギャ...
競馬

スポーツノンフィクション 咬ませ犬 後藤正治

競馬の世界だと後藤正俊氏が有名であるが、後藤正治氏の作品。5つの雑誌記事を1冊にまとめたもので、ボクシング、野球2軍監督、ラグビー、登山、そして競馬厩務員について書かれている。 競馬厩務員について書かれた「ライアンの蹄音」は、題名の...
競馬

奇蹟の馬 サイレンススズカ 柴田哲孝

内容を見ずに、自分が持っていない柴田氏の本が平積みになっていたので買ってしまった。サイレンススズカほか、メジロパーマーやユキノビジン、ウオッカなどの名馬について柴田氏が書いたものをまとめた本である。基本的には過去に書かれたものを集めたもの...
競馬

馬産地ビジネス―知られざる「競馬業界」の裏側 河村清明

アグネスデジタルの天皇賞制覇を機に書かれた本で、日本競馬がかなり暗い時期。新潟三条が廃止され、北海道も危機の最中。このあと北関東3場が廃止される。 そんな中で、馬産地を巡って色々な人に聞き取りをした、画期的な本。安定扱いのメジロ牧場...
競馬

南半球で馬主になる 川上鉱介ほか

競馬のルール説明は基本的に馬券購入者目線になるので、馬主目線で競馬の制度を見るという本はあまりない。ただ、振り返れば自分が競馬を覚えたのはWinningPostだったわけで、元々馬主目線で競馬を見るというのは競馬を覚えるにあたって自然なこ...
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